恋に焦がれたブルー 感想

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今回は宇山佳佑さんの恋に焦がれたブルーの感想を書きます

 目次

  1. タイトル 出版社 作者
  2. あらすじ
  3. 主な登場人物
  4. 見どころ
  5. 感想
  6. おすすめ

1、タイトル 出版社 作者

タイトル 恋に焦がれたブルー

出版社 集英社文庫

作者 宇山 佳佑

2、あらすじ

靴職人を夢みている夏目歩橙は高校の同級生の渡良井青緒に恋をする。青緒は家の都合で

ボロボロのローファーを履いて通学していた。歩橙は自分で靴を作り青緒にプレゼントすることを

決心する。その情熱に触れ青緒は歩橙にどんどん惹かれていく。しかし、青緒は恋するたびに体に

橙色の痣が出現し、体に痛みがはしる病気を発症してしまう。彼のことを思うたびに痛みが比例して

強くなってしまう。そして、この痛みは彼女を命の危険にさらしてしまう。二人はこの病気にどのよう

に向き合い、恋をしていくのか

3、主な登場人物

夏目歩橙・・・世界一の靴職人を目指す青年。渡良井青緒に靴を作ることを決心する。

渡良井青緒・・・夏目歩橙のことを徐々に好きになっていくが、好きになるたびに全身が痛みが走り、   肌も橙色になってしまう病気になってしまう。

落窪桃葉・・・夏目歩橙の幼馴染。同じ横浜青嵐高校に通っている。

落窪元太・・・「落窪シューズ」という靴屋を経営している。桃葉の父である。

榛名藤一郎・・・夏目歩橙が憧れる靴職人。ロンドンで「LOKI」というビスポーク専門店を営んでいる。

墨野あすな・・・渡良井青緒が居候している家の娘。青緒のことを邪魔な存在だと思っている。

芽衣子・・・青緒が居候している家の伯母

4、見どころ

色に注目して読んでみるとおもしろい。本のタイトルには恋に焦がれたブルー、また、各章にも色が使われている。1章「空色の笑顔」 2章「檸檬色の幸福」 3章「若葉色の約束」 4章「夕陽色の恋」また、主要な登場人物にも色が使われていて、橙、青、桃色である。

渡良井青緒が歩橙を思うたびに痛みが発症し肌も橙色になり、歩橙の名前に橙の文字がありそれだけ彼を思っていいることになる。それ以外のシーンでも色がありおもしろいです。

5、感想

夏目歩橙、渡良井青緒ともに様々な困難が待ち受ける。読んでいる側は読み進めるのも辛いシーンもある。二人が惹かれあうにつれてお互い夢を持つようになる。何度も諦めそうになるが、そのたびに夢を再確認して二人で歩き出す。しかし、歩き出すたびに青緒は病魔に体が蝕まれいく。ついに、救急車で運ばれ入院するレベルになってしまう。これ以上は命にかかわってしまう。二人は別れるほうがようのか考えてしまう。難しい決断だが、ぜひ読み進めて、二人の夢が叶ったのか、病気にどう付き合うのか見届けほしい。

6、おすすめ

作者の宇山佳佑さんは他にも「桜のような僕の恋人」 「この恋は世界でいちばん美しい雨」など恋愛小説がある。この本も気にいったら他の本も読んでほしい。

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