絆光記

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あらすじ

 息を吸って吐いた数だけ 白紙がきみに誘惑する

口がきける鏡のように きみを裁こうと待ちかまえながら

そうして言葉の手で ヒカリの輪郭が浮き彫られていく

コミュの内容

今回のコミュのテーマは「言葉」であり、主人公はイルミネではなくライターさんである。

イルミネはとあるリメイク映画の宣伝隊長に任命された。映画の宣伝として、映画の舞台になっている場所で、地元の人が日々行っている体験をしたり、いろいろな仕事をこなしていた。

 ライターはイルミネのようなキラキラしたアイドルや、自分が頑張っているのに励ましソングを歌っている歌手が苦手である。しかし、昔プロデューサーがこのライターの記事を読んだことがあり、好きなのでイルミネの宣伝隊長としての仕事ぶりを記事にしてほしいと指名された。ライターも仕事を選ぶ立場ではないので、この仕事を受けることにした。

 可もなく不可もなくイルミネの仕事ぶりを記事にする。しかし、映画が公開するとSNSで駄作など否定的な意見が多くみられた。時代に合わせリメイクされた映画は、喧嘩してお互いの気持ちを確かめ合うシーンなど大事なシーンがカットされており、このことが批判の火種となっていた。

 そもそもイルミネが宣伝していなかったら映画を見る決断をしなかった人や、純粋に面白かったという肯定意見もあった。めぐる自身も映画が面白いので心から薦めているが、灯織は展開が少し強引なシーンもあったりして気になっていた。宣伝という仕事からネガティブな意見を言うことができない。なんて言えばいいか、悩んでいた。プロデューサーは言葉はそのままの形では届かない。本気で向き合った言葉なら、思いがいつか届くかもしれない

感想

 今回イルミネが応援したリメイク映画はSNSで批判されており、きっとアンチがイルミネ個人のアカウントにも直接コメントを書き込んでいるだろう。映画の否定的な意見を書き込んではいけないということではないが、どこかで線引きは必要である。

 コミュのタイトルである「絆光記」であるように、相手を褒めるような光であるポジティブな言葉があるように、影であるネガティブ、批判のような言葉もある。イルミネのテーマ「輝きをみんなに届ける」歌詞には明るい、光のようなポジティブな言葉もあるが、ネガティブにとらえる人もいる。

プロデューサーは以前ライターさんの言葉に救われたと言っていた。イルミネの言葉や歌詞で、少しでも多くの人に希望を届けられたら彼女たちがアイドルを続けて良かったと思えるのではないだろうか。

 

 

 

 

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